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暗号資産(仮想通貨)メディアでの翻訳編集、ほぼ毎日の編集後記。

リフォームローンをDeFi(分散型金融)で提供──デジタルな世界からリアルな世界へ

非公式編集後記:2021年4月23日(金)

リフォームローンをDeFi(分散型金融)が提供

23日(金)は6本を公開しました。

今日はビットコインをはじめ、暗号資産は大きく値を下げています。現在、19時少し前、ビットコインは4万8000ドル付近で取引されています。日本市場だと520万円付近。24時間で10%を超える下落です。

週末、個人投資家のチャンスと見て買うのか、パニック売りが進むのか。いずれにせよ、週が明けると、機関投資家の買いが入るのではないでしょうか。 

(追記)現在22時前、4万9440ドルまで戻していますね。

暗号資産で不動産ローン

今日の注目記事は、朝一番に公開した以下の記事。DeFi(分散型金融)はアメリカでは昨年夏にブームになり、一時下火になったものの、再び、盛り上がっています。

日本では、残念ながら規制の関係からDeFiの動きはありませんが、アメリカでは「暗号資産の世界」で展開されていたDeFiが、「暗号資産の外の世界」に広がってきています。

DeFiによる不動産ローンの提供です。顧客にローンを提供するのはローン会社ですが、ローン会社にDeFiが資金を提供します。

不動産ローンに紐付いたトークンが作られ、DeFiユーザーが投資する仕組みのようです。

 

ユーザーには、リアルな担保(不動産)に基づいたトークンへの投資という新たなチャンスが広がり、DeFiプロジェクトにとっては、新たな市場が広がります。

トークン化株式への規制当局の目

一方、バイナンスが発表した株式をトークン化して、通常の100分の1から購入できるようにしたサービスは、厳密な意味では「デジタル証券」(セキュリティトークン」とは違うかもしれませんが、デジタル証券のユースケースを切り開くものとして期待を集めていますが、一方で、規制当局の監視の目も集まっているようです。

昨日は、香港の規制に抵触する恐れがあるとの記事を公開しましたが、今日はイギリスの規制当局、ドイツの規制当局が関心を示しているという記事を公開しました。

 

日本でもデジタル証券(セキュリティトークン)は、株取引をより効率化し、より身近なものにするとして期待されています。

バイナンスは現在、テスラ株、コインベース株をトークン化して提供しており、今後、扱い銘柄をどこまで増やしていくのか、追随するところが出てくるのかなど、そして日本でのデジタル証券の動きがどうなるか、注目していきたいと思います。 

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