非公式編集後記:2021年4月12日(月)〜13日(火)
ビットコインはアメリカ時間13日朝、およそ1カ月前に記録した6万1453ドルを超え、一時6万2700ドル付近まで上昇して史上最高値を更新しました。明日14日、暗号資産取引所コインベースがナスダックに直接上場することを控えて、期待が膨らんでいることが価格を押し上げているようです。
コインベースは時価総額が1000億ドル〜1100億ドルに達すると予想されていますが、一部には2000億ドルを超えるとの予想もあります。
仮に時価総額2000億ドル=約21兆円となると、東証では約28兆円でトップに立つトヨタ自動車に次いで、2位のソフトバンクと並ぶことになります。ちなみに3位は約15兆円でソニーグループ、4位は約12兆円でキーエンス、5位は11兆円でNTT。
大手金融機関では、約8兆円の三菱UFJフィナンシャル・グループが11位。つまり、コインベースは、大方の予想の1000億ドル=約11兆円でも日本最大の金融グループを上回ることになります……。
テスラ株をトークン化して取り引き
12日(月)、13日(火)は、リップル高騰、コインベースのナスダック上場の記事が良く読まれましたが、個人的に面白かったのは、今日公開したバイナンスの新サービスです。
テスラ株をトークン化して、100分の1から買えるようにするサービス。日本でもミニ株という仕組みがありますが、バイナンスの新サービスの場合、「株」という別の分野の資産をブロックチェーンを使うことで、トークン化し(ざっくり言えば、暗号資産にしてしまい)、暗号資産取引所で扱えるようにしてしまった点が面白いですね。
デジタル証券(STO)の、ちょっと変わった応用方法と言えるかもしれません。
コインベースの上場といい、アメリカのダイナミズムには驚かされます。
作業記録
12日(月)、13日(火)はそれぞれ4本ずつ公開。