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暗号資産(仮想通貨)メディアでの翻訳編集、ほぼ毎日の編集後記。

大人気NFTゲームの仕組みを想像してみる。動画データはどこに?

非公式編集後記:2021年3月29日(月)〜4月4日(日)

現在、5日(月)の2時過ぎ。もう新しい週が始まっていますが、その前の1週間を整理しておきます。

ビットコインの動きは、週明けに大きく反発して、6万円を超えるかと思いきや、概ね横ばいで推移し、週末に下落しています。f:id:hawk-m:20210405021635p:plain

機関投資家は一時停止中?

ペイパルの暗号資産決済の開始をはじめ、ブラックロックゴールドマン・サックスモルガン・スタンレーなど、大手金融機関がビットコインへの取り組みを強化する動きが続いたのですが、勢いは今ひとつ続きませんでした。

アメリカでは、コロナ対策の現金給付も始まっており、現金が1年前と同じようにまたビットコイン投資にまわる、と期待されていたのですが、そこまで活発化していないようです。

あるいは、暗号資産の投資商品への資金流入が減っているというニュースがあったように、機関投資家がやや様子見になっていて、それを個人投資家がなんとか支えている状況なのかもしれません。

日本なら「年度末」だったので、予算を使い切った企業の動きが一時的に止まった、などと考えることができますが、アメリカはカレンダー通り、1月から新年度が始まり、ちょうど2021年第1四半期が終わったところ。年度末は関係なさそうです。

NFTゲームのダッパーラボが資金調達

暗号資産取引所コインベースの上場が「4月14日」に決まったことは、業界の大ニュースでしたが、もう1つ、大きなニュースがありました。NFTゲームを手がけるダッパーラボの資金調達です。

ダッパーラボが手がける「NBA Top Shot」は、いわばデジタル版のトレーディングカード。現物は見たことがないので、想像の域を出ませんが、NBA人気選手のプレー動画がカード化されたもののようです。

つまり、以下はあくまで私の想像ですが、

 

NBAの膨大なプレー動画を短く切り出して保存

・動画のサムネイルなどをカード風のフォーマットに収める

・カードをノンファンジブル・トークン(NFT)化

 →端的に言えば、個別のIDをふる

・ファンに向けて販売

・2次市場(流通市場)でファン同士がカードをやり取り

・NFT化されているので、所有権の移転がデジタル的にサポートされている

 →ダッパーラボは手数料を取る

・人気カードは高額で取引され、手数料収入も膨らむ

 

とう図式でしょうか。

NFTをファン同士がやりとりする部分は、ブロックチェーン技術を使った取引なので、「ビットコインなどの取引と同じ」とざっくり考えることができます(ざっくり、です)。

 

私が一番気になるところは「動画」の処理方法。動画自体はサーバーに置かれていて、オーナーがカードの動画を見るときはサーバー上の動画が再生されるのでしょうか。YouTubeみたいな感じです。

いや、それだとサーバーの負荷が大変なことになりますね。かつブロックチェーンの利点である「分散型」と相入れません。

動画データは、カード化されて、1つのパッケージとして流通するのでしょうか。おそらく、そういうことでしょうね。そして動画データを含めたカード=パッケージがNFT化される……。

カード1枚あたりのデータ量はどれくらいになるのでしょう。たくさん集めると、データ量も大変なことになりそうです。

でも、この方法だと、ストレージの不具合でカードのデータが壊れてしまう可能性がありますね。リアルなカードだと、保存状態によっては劣化してしまいますが、それと同じイメージ。

やはり動画データ自体はネット上にあるのか……。

新しいビジネスを支えているインフラや仕組みが気になります。 

作業記録

3月29日(月)翻訳・編集ワード数:1000

3月30日(火)翻訳・編集ワード数:746

3月31日(水)翻訳・編集ワード数:1836

4月1日(木)翻訳・編集ワード数:2000

4月2日(金)翻訳・編集ワード数:1368

4月3日(土)翻訳・編集ワード数:244

4月4日(日)翻訳・編集ワード数:1151