非公式編集後記:2021年2月17日(水)
ビットコインは、米東部時間16日午前(日本時間16日夜)に5万ドル(約530万円)を超えたあと、横ばいで推移しました。しかし、アジアでの取引が始まるとさらに上昇し、今(18日2時)では540万円付近になっています。ドルだと5万1250ドル付近。この24時間で6%強の上昇です。
アメリカは17日の午後に入ったので、ここからどう動くのか?
グラフはアメリカのcoindeskから。エクスポート機能を使いました。
どうしても強い価格推移に目が行きますが、時価総額を見ると「100兆円」を超えています。ドルだと9540億ドル。1兆ドル超え目前です。
価格推移の両論併記は日米共通
米東部時間16日朝の5万ドル超えを受けて、その日の夕方に書かれた記事は、市場関係者の今後の見通しをまとめた記事でしたが、coindesk JAPANでもよく読まれました。
価格推移の予想は、どうしても両論併記になります。予想なので、それしかありません。ただ、展開(例えば、弱気→強気→弱気)とか、コメントの量で、どちらに重きを置いているかは伝わってきます。
今回の記事は、強気コメント→弱気(価格修正の可能性)コメントがやや多め→でも、強気要因を紹介、という展開でした。
強気要因のひとつは、テスラのビットコイン投資がきっかけとなって、企業のビットコイン投資が進むことです。企業が買い進めれば、ビットコインはますます上昇していきます。
企業のビットコイン購入は進むのか?
ガートナーの調査では、今年、ビットコイン投資を検討すると企業経営者は5%のみ、という結果でした。5%を少ないと見るか、意外と多いと見るか。
また5%にどんな企業が含まれるかも、その後の価格動向を大きく左右します。
ただこうした動きに日本企業の名前が出てこないのはさびしいですね。日本企業のアメリカ法人がビットコイン投資を行った、というニュースが伝わってくる日を待っているのですが。